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こねこを迎え入れるには
 
 

平均的な寿命

ワクチンの開発や獣医学の進歩、キャットフードの普及によるバランスのよい栄養食等によって、少しずつ寿命が延びる傾向があると考えられています。
現在では14~15歳まで元気でいる猫は少なくありませんし、長寿の猫としては20年以上のものもいます。
屋外飼養、屋内外出入りが自由な猫は感染症、交通事故などにより短命です。

十分に飼育するためには

猫は家の中で自由気ままに生活し、屋外にも出て行く飼われ方をしてきました。
しかし都市部での住宅事情や集合住宅の高層化といった現代の環境では、屋内外の出入りを自由にするのは、猫にとって危険であるばかりか、野良猫等の多い地域では感染症にかかる確立も高く、屋内飼いが推奨されるようになりました。
屋内飼いの場合の行動範囲は家族で暮らす部屋やベランダですが、本来猫は安心できる空間があれば比較的狭くても暮らす事が出来ます。

★屋内飼いの場合の配慮事項

  • ・不妊、去勢手術を行う。
  • ・トイレのしつけを行う。
  • ・立体的に行動できるようにする。
  • ・屋内の危険物を除き、安全に努める。
  • ・遊んでストレスを解消してあげる。
  • ・爪研ぎ器を用意する。


1. 立体的に行動する猫
犬と違い猫は高い所に登るのが得意なので、室内ではテレビの上やタンスの上、棚の上などに登りたがります。
室内の空間では猫ができるだけ自由に生活できるよう、
禁止場所を少なくして立体的に行動する空間を作ってあげることが大切です。
キャットタワーなどのネコ専用の立体的な遊び道具も各種販売されています。
2. 猫の排泄行動
猫は排泄場所を決めて、糞や尿を埋め隠します。子猫の時から猫用のトイレを用意しておけば特に教えなくても砂箱の中で排泄しますので、家の周囲や近隣の庭、花壇などを汚さないで済みます。
猫用のプラスチック製のトイレ容器も販売されていますし、台所用品の二重底構造の「水切りカゴ」でも猫用のトイレ砂を入れておけば代用可能です。ただし、猫のトイレはいつも清潔にしておかないと汚れた砂を嫌って他の場所で排泄してしまうことがありますので注意が必要です。
3.猫の休息
猫は昼夜を問わず寝る事が多いです。安心して寝る事が出来る場所を確保してあげましょう。
専用のベッド類も各種販売されています。

適切な食事、給水の方法について

家猫は長い間人間に飼われてきたので、多かれ少なかれ雑食性の傾向があります。
猫は好物の幅が狭く、食べ慣れた味に固執する傾向があります。
猫の胃は体の大きさに比べて大変大きく、食べ溜めができます。しかし、食べ物がいつも食器の中にあり
ねだればすぐに新しい食べ物が出てくるという現代の猫は、昼も夜も関係なく少しずつ何回も食べるという食習慣に変わってきています。
また、食べ物の鮮度に大変敏感で、キャットフードなども常に新しいものを好みます。

猫には偏食が原因で起こる病気が少なくありません。食べ物の好き嫌いは子猫のうちに決まる為、
一つの食べ物に偏ることなく子猫のうちにできるだけ色々な食べ物を与えて、
何でも食べられる猫にしつけることが大切です。キャットフードにはドライタイプとウェットタイプがあるので
これらを上手に利用するとよいでしょう。

病気の猫に対しては、症状に応じて適切な療法食が用意されています。
ドライタイプは保存性も栄養のバランスもよく経済的です。
しかし水分が約8%しか含まれていませんので、新鮮な水をいつでも自由に飲めるようにしておくことが大切です。
ドライタイプだけの場合、飲む水の量が少ないと、尿の濃度が上がって尿結石ができやすくなったり、
腎臓に負担をかけることが多いので注意が必要です。
ウェットタイプには水分が70%も含まれており、缶詰とレトルト製品があります。
猫が缶詰を喜んで食べるのは鮮度がよく、猫の嗜好に合うように作られているからですが、
「総合栄養食」と表示してあるもの以外は、栄養基準からみて必ずしも全てが理想的とは言えません。
また、ウェットタイプだけを食べていると歯垢や歯石がつきやすいので、ドライフードと交互に与えるようにするとよいでしょう。 1日に与えるキャットフードの量は、年齢、体重、活動的かどうか、授乳中などで異なりますから
獣医師に相談するとよいでしょう。

避妊・去勢の方法と予想される費用の概算

手術の方法としては、オスの睾丸摘出手術、メスの卵巣、子宮摘出手術が一般的です。

避妊・去勢を実施しない場合の繁殖を制限するための方法

猫の場合、健康維持・精神衛生上からも避妊・去勢手術が強く推奨されています。
繁殖しない場合は、必ず手術を行うようお願いします。

猫を捨てる事について(禁止事項)

大切な命です。猫を捨てる事は絶対にやめてください。
動物を捨てることは、法律でも禁止されており罰則(50万円以下の罰金)もあります。
万一どうしても飼育できなくなった場合、こちらにご相談をお願いします。